日本通運と矢崎総業、パレンシアの自動車産業を新しい物流センターで強化、50人の直接雇用を創出
物流の世界的リーダーである日本の多国籍企業、日本通運(NX)と、その国際的な顧客である自動車産業向け電子部品・配線システムメーカーの矢崎総業との共同投資の結果として、先日、新HUBロジスティクスが完成し、パレンシアのVillamuriel de Cerratoは欧州の自動車産業にとって戦略的な拠点となりました。このプロジェクトは、両社の協力関係において画期的であり、この分野におけるカスティーリャ・イ・レオンの重要性を高めます。
今週の木曜日に開催されたHUB Logístico Yazaki Españaの落成式には、中前隆博日本国大使、Yazaki EMEA山田宗範会長、Yazaki EMEAアンドレアス・ディ・ヴェーチェEDS部門社長、および日本通運ヨーロッパ柿山信一社長兼CEOが出席しました。また、カルロス・マルティン・トバリーナ経済・競争力担当副大臣をはじめとする地元・地方当局や、主要自動車メーカーの代表者も出席しました。
アフリカとヨーロッパを結ぶ物流の架け橋
12,000平方メートルの建物と未開発の30,000平方メートルの土地を擁するこの新センターは、アフリカとヨーロッパを結ぶサプライチェーンの重要な拠点となります。スペイン、フランス、イギリス、ポルトガル、ルーマニア、トルコのメーカーへの部品供給を管理することをその目的として設計されており、自動車物流における戦略的な拠点としてのパレンシアの地位を強化します。
アンドレアス・ディ・ヴェーチェ氏は、このイベントにおいて、「最先端技術により、精度、トレーサビリティ、高度な自動化が保証され、欧州自動車市場の高まる需要に応えると同時に、運営コストを最適化します。」と述べ、HUBの技術的優位性を強調しました
山田宗範氏は、「このセンターは未来への自信の表れであり、パレンシアとカスティーリャ・イ・レオンの発展に対する矢崎総業と日本通運の取り組みの一例です。」と述べ、このプロジェクトがもたらす変革のインパクトを強調しました。
地域の成長のための戦略的投資
このプロジェクトは日本通運と矢崎総業が共同で実施したもので、1,000万ユーロ以上の投資が行われ、第一段階では50人の直接雇用を創出します。募集職種は、作業員、物流技術者、先端技術を専門とするエンジニアなどからなります。
直接的な雇用効果に加え、HUBの開発にはインフラへの大規模な投資が伴い、物流ハブとしての地域の魅力が強化され、地域経済の活性化に貢献します。
この取り組みにより、日本通運と矢崎総業は業界におけるリーダーシップを強化するだけでなく、持続可能性へのコミットメントと、世界の自動車業界の変化するニーズに適応する柔軟性を実現しています。